飯塚市に関する情報

笠置山(福岡県宮若市)に登ってきました

先日(2022年5月)、飯塚市と宮若市にまたがる「笠置山(かさぎやま)」に登ってきました。
小学校時代からの友人2人と雑談しながらの楽しい山登りです。

標高425mと低い山ですが、そこそこ勾配がきつく良い運動になりました

頂上からの眺めも良くいくつか写真も撮ってきたので、記録がてらまとめました。

笠置山(かさぎやま)

所在地

笠置山は飯塚市と宮若市の境にある山です。
千石峡と笠城ダムの間にあると説明すればわかる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

登山ルート

調べたところ笠置山の登山ルートは4つほどあるそうです。

  1. 笠城ダム近くの飯塚霊園や穂波学園の辺りにある登山口から登るルート
  2. 二つめは、県道30号・飯塚福間線から千石方面に入った付近の登山口から登るルート
  3. 三つめは、千石キャンプ場から登るルート
  4. 大山溜池(飯塚市相田)から登るルート

私たちは最初に挙げたルート① 穂波学園近くの登山口から登ることにしました。

登山口

登山口までは長閑な田舎路を抜けていきます。
幼少期を思い出して懐かしい気持ちになりますね。

笠置山の登山口(遠目から)

そしてここが登山口
穂波学園から徒歩で5分ほどで到着します。

笠置山の登山口

いざ登山開始

笠置山は425mと低い山です。日頃運動不足の私でも気負わずに挑めます。
とはいえ、山であることには代わりありません。登山靴、水や食料などの最低限の準備は怠ってはいけません。

そして、いざ登山開始。友人との会話も弾みながら登り始めます。がしかし、道は整備されていないし、意外と傾斜もきつい。

笠置山の急斜面

想像していた以上に体力を奪われます。

スタートから10数分が経過、この辺ですでに会話の量が少なくなっていました(笑)

私たちが登ったルートだと道中ほとんど景色が見えません。

延々と木があるのみです。

千石ルートとの合流地点

千石から登るルートとの合流地点。そろそろ山頂が近いと思われる。

笠置山の祠

かなり登ったところで広場のようになり、祠のようなものがありました。
ここが山頂かと一瞬思ったのですがどうやら違うようです。
スルーして進みます。

そして山頂に到着!

笠置山山頂

出発から1時間20分、山頂に到着しました。

私たちは頻繁に休憩(会話が弾んでしまって・・・)しながら登ったので、結構時間がかかってしまいました。

一般的なペースだと1時間くらいで登れるかと思います。

山頂からの眺めは最高

さて気になる山頂ですが

どーん!!

笠置山の山頂からの眺め

眺めサイコー!!

飯塚方面の眺めが素晴らしく、特に笠城ダムと二瀬地区が一望できます
二瀬で育った私たちにとっては胸が熱くなる景色です(大袈裟?笑)。

笠置山の山頂からの眺め 笠置山の山頂からの眺め

それにしても、白旗山のメガソーラーが非常に目立ちますね。

笠置山から見る白旗山メガソーラー

メガソーラーってなんで“メガ”なんだろ。どうでもいいか。

飯塚は盆地だと改めて思う

山頂からの景色を見ていると、飯塚はホントに盆地だよなあ~とつくづく思いました。
どの方向を見ても山ですね。そして山の向こうにもさらに山。山、山、山。

どの景色にも山がある。

当たり前に山に囲まれて育った私は大人になるまではそのことを意識していなかったんですよね。
ところが、社会人になり地元を離れた際に初めて、それが当たり前じゃないのだと気づかされた。

なぜかふとそんなことを、笠置山の頂上にて眼前に広がる景色を見ながら想い出しました。

良い山だね笠置山!

小山田咲子さんを思い出します

少し話が逸れますが、頂上では飯塚で育った小山田咲子さんのブログ本『えいやっ! と飛び出すあの一瞬を愛してる』の一節を思い出していました

それは、「建物の背景に山がないのが悲しい。」という一節。

飯塚という盆地で育った人間が外の世界に出た際、無意識下に持っているであろう感情、それを秀逸な表現で言語化されていると思いました。

小山田咲子『えいやっ! と飛び出すあの一瞬を愛してる』についてはコチラの記事にまとめています。

小山田咲子『えいやっ! と飛び出すあの一瞬を愛してる』私がとても大切にしている一冊 小山田咲子さんの『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛している』 私はこれまで、この作品に幾度とな...

笠置山と校歌

色々なことを思い出せてくれる笠置山。実は、私にとってもう一つ興味深いことがあるので触れたいと思います。

笠置山からの景色から見える、二瀬中学校と伊岐須小学校
この2校の校歌いずれの歌詞にも“笠置山”が出てくるのです。しかもどちらも1番の歌い出しなんですよね。

二瀬中学校の校歌の歌い出しがこちら


大空髙く聳え立つ 笠置の山は雲はれて (以下、省略)

そして、伊岐須小学校の校歌の歌い出しはこちら


笠置の麓 高宮の森 我が校舎はここに建つ (以下、省略)

小・中学生のときはまったく気にせずに歌っていましたが、今になってようやく、笠置山という存在がそれほど大きいものだと思い知りました

大人になってそんな事実を知り、そしてその山に登る。なんだか不思議な気持ちになりました。

ゆっくりできる山頂

さて、話を山頂に戻しましょう。

山頂はひらけているため、景色を観ながらゆっくりできました。

笠置山の山頂

二人がけのベンチも2つあります。座って景色を楽しめますね。

笠置山の山頂のベンチ

私たちは3人組だったため、ベンチには友人二人に座ってもらい、私は後方の倒木に腰掛けて昼食を失礼しました。

ぎゅうぎゅうに詰めれば3人いけるかも?
“ぎゅうぎゅう”って単語見たら、牛牛うどん食べたくなってきた(爆)

ちなみにもう一つのベンチは家族連れの登山客が使っていましたよ。

家族での登山にも良さそう

笠置山山頂

私たちが山頂についたのは11時40分頃。大体1時間弱滞在しましたが、山頂には我々以外に2家族がいらっしゃいました
この日はGW序盤の日曜日、ほかに登山客はいないだろうと思っていましたが、予想していたよりも人気なのだということがうかがえます。

山頂にいらっしゃった2家族はどちらも小学低学年くらいのお子さんがいました
そのことからも、親子で登るにはちょうど良い山なのでしょうね。

笠木城址

笠木城址

そういえば、笠置山の頂には笠木城(いわゆる山城)があったそうです。笠木城址の案内板がありました。

この案内板によると、笠木城の築城時期は不明なのだそうですが、1568年以前に宗像氏の手によって築かれて、その後に秋月氏に移ったと伝えられているそうです。

下山

笠置山の山中

登りとは別ルートからの下山も検討しましたが、自動車で来ているため登りと同じルートで下山することにしました
別ルートで下山すると車を停めているところまでかなり歩くことになりますからね。

山登りって登って終わりではないんですよね、当たり前ですけど。
「家に帰るまでが遠足」
なんてことを学校の先生が言っていましたね。

登山は“山に登る”と書きますが、安全に下山するまでが登山だと思います。

さて、登りと同じルートで下山したわけですが、下山のほうが大変でした。
登りではあまり気にならなったぬかるみ、下りはこれに苦しみました。前日に雨が降っていたため、地面が本当によく滑る。友人二人も私も何度も滑らせました。

スニーカーとかだとかなり危なかったでしょうね。低い山だからと舐めずに、きちんと登山靴を履いておいてよかったです。

そういえば、下山中も友人とどうでもいい話ばかりしていたのですが、個人的に面白かったのが陽だまりを見つけたときのやり取り

友人N「ル・クプル(Le Couple」ってフランス語で夫婦を意味するんだっけ?」

友人Y「あれ?いとこじゃなかったっけ?」

「いとこはカズンな!!笑」

一同「カズン懐かしいな~(爆笑)」

カズンの『冬のファンタジー』懐かしいな。
久しぶりに聴いてみよう。

笠置山はオススメ!

登りは1時間20分くらいかかりましたが、下りは1時間かからずに下山できました

そんなに高い山でもなく歩行距離も大したことないので、程よい疲労感を味わえ、気持ちよい運動になりました。

加えて、小学校時代からの友人と一緒に登ったこともあって、会話も弾み沢山笑ってよい気分転換になりました。

小・中学校のときの校歌にも出てくる笠置山、そしてその山頂から見下ろす景色は自分たちが育った町。懐かしさも相まって本当に心が安らぐ一日となりました。

伊岐須小学校、二瀬中学校を卒業された方は、あの校歌に登場する笠置山、ぜひ登ってほしいです。山頂から育った町を一望できて最高ですよ。

それに、笠置山は低い山にも関わらず、山頂からの眺めはかなり良いので、伊岐須小・二瀬中に関係ない人でも気軽に楽しめる良い山だと思います。ルート次第ではお子さんとも一緒に登れるようですしね。
※お子様と行かれる際はしっかり準備して事前にルートも慎重に選んでくださいね。

また、近くには、千石峡笠城ダム公園といった家族で楽しめるスポットもあるので、気になった方はぜひ!!

ちなみに、下山後は笠城ダム公園を散策しましたよ
別記事に写真をまとめましたのでご興味のある方はどうぞ!

笠城ダム公園(福岡県飯塚市庄司)に行ってきました先日、笠置山に登った件を記事にしましたが、下山後に「笠城ダム公園」にも寄ってきました。 ※ 笠置山登山の記事はコチラ...

それではまた。

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