先日、NTT西日本のシステムメンテナンスの影響で光回線の開通が遅れたという記事を書きました。

当該記事でも7/8に追記しておりますが、メンテナンス明け後、無事に光回線は開通しており、現在は問題なくインターネットを使用できております。
いやー、ポケットWi-Fiのレンタル料金が結構えぐかったわー諭吉さーんどこいくのー!!
上記の記事を読んでいない方に少しだけ経緯的な説明をすると、
こんな経緯でした。
で、友人らにこの話をしたときに、全戸加入プランについて知らない方が多かったので、このブログでも全戸加入プランについて触れつつ、我が家の回線速度はどうなの的なことも併せてご説明したいと思います。
興味のある方は読んでいただれば幸いです。
目次
フレッツ光 全戸加入プランとは

まず、フレッツ光 全戸加入プランについてざっくりと説明します。
建物のオーナーが全戸分を一括してNTTと契約
「フレッツ光 全戸加入プラン」とは、NTT(東日本/西日本)が提供するサービスで、「ひかり配線方式」で集合住宅(マンション等)の全戸へ光回線を配線してインターネット通信を供給するというサービスです。
■フレッツ光 全戸加入プランとは?-NTT西日本公式|フレッツ光(外部サイト)
この“集合住宅(マンション等)の全戸へ光回線を配線・供給”というところがポイントで、通常のフレッツ光マンションタイプはインターネットを使用する各入居者がNTTと直接契約をしますが、全戸加入プランの場合は建物(マンション)のオーナー(管理会社の場合もあり)が全戸分を一括してNTTと契約します。
その結果、全戸加入プランのマンションは入居者からするとフレッツ光が無料で使える物件となります。(まあ、その分が賃料等に上乗せされているケースも多々あるとは思います)
専有型のひかり配線方式であるというメリット
「フレッツ光 全戸加入プラン」じゃなくても、巷には「インターネット無料」と銘打った賃貸マンションやアパートは沢山あります。
しかしながら、それらは速度が激遅でまったく使い物にならないというケースがとても多いようです。その理由としては、建物にひかれた1つの(光)回線を建物の居住者全員でシェアしているケースが多いからです。
一方で、「フレッツ光 全戸加入プラン」は理論的には上記の問題には該当しません。というのも、「フレッツ光 全戸加入プラン」ではひかり配線方式(専有型)が採られており、建物内の一戸一戸すべての住居にそれぞれ1本ずつ光回線が引き込まれているからです。
1本1本光回線が引き込まれているため、お隣さんたちとシェアすることはなく、1本の光回線を独占(専有)できるというわけです。
この説明を理解すれば「フレッツ光 全戸加入プラン」は(理論上は)速いということがわかるかと思います。
インターネット利用料金
「フレッツ光 全戸加入プラン」の場合、基本的には入居者は費用がかかりません。
私も無料で使っています。
しかし、「基本的には」という役所の文書みたいな表現を付けたのには一つ理由があります。
「フレッツ光 全戸加入プラン」は大家がNTTと契約するので当然大家が負担します。一方で、プロバイダについては多くの場合がこれも大家が負担するのですが、場合によっては入居者がプロバイダ料金を負担しないといけないケースもあるようです。
前者の場合には入居者は負担ゼロ。
後者の場合には入居者はプロバイダ料金のみ支払う必要がある。
ということになります。
先ほど言ったとおり私は前者(負担ゼロ)です。
プロバイダについて(少しデメリットありかな)
プロバイダに関しては、若干ながら全戸加入プランのデメリットというかリスク的な側面があると思います。
というのも、全戸加入プランの場合、選べるプロバイダが少ないですし、多くの場合大家がプロバイダとも契約しているため、自分の使いたいプロバイダが使えないケースがほとんどだということです。
とはいえ、まあ選べるプロバイダの中にひどいプロバイダがいるとは思えないので、よほどのことがない限り大丈夫だとは思います。あくまで私見ですけどね。
ちなみに、我が家の場合は、ASAHIネットさんで、これは大家さんが一括で契約してくれています。そしてASAHIネットさんに関して特に不満はないです。
既存の光回線から全戸加入プランに乗り換える際は解約金に注意が必要
仮に、住んでいるマンション等に「フレッツ光 全戸加入プラン」が導入される場合、または導入されているマンション等に引っ越す際には、既存回線の解約金に注意する必要があります。
更新月じゃない場合の解約だと違約金がかかりますし、初期工事費が分割(実質無料など)となっている場合にはその残額を支払う必要があります。また場合によってはプロバイダの契約解除料がかかることもありますし、そのほか、光回線の撤去工事費用がかかる場合もあります。
したがって、既存回線の解約に伴う違約金等は必ず確認したほうがよいでしょう。
我が家の回線状況

さて、実際にフレッツ光全戸加入プランを使用しての我が家の回線状況についてもお話しておきたいと思います。
プロバイダについて
まずプロバイダについて。
先ほど少しプロバイダについて触れましたが、我が家の場合はASAHIネットさんです。
そしてこれは大家さんが一括で契約してくれています。
使い始めて2週間ちょっと経過しましたが、ASAHIネットさんに関して特に不満はないです。
IPv4 over IPv6 について
フレッツ光なので高速通信のためにはぜひともIPv6を使いたいわけですが、このIPv6が使えるかどうかは実はプロバイダによります。
私が使っているASAHIネットさんの場合、IPv6での接続も標準機能として提供されています。
加えて、ここが大変嬉しいところなのですが、ASAHIネットさんは“IPv4 over IPv6接続”も使えます。調べたところ、どうやら最近使えるようになったばかりのようです。(2021年4月1日から提供開始)
■ISP「ASAHIネット」会員向けにDS-Lite方式の接続サービスを提供開始(外部サイト)
“IPv4 over IPv6接続”は、IPv6対応サイトだけでなくIPv4のサイトでもIPv6ネットワーク上で通信することができます。したがって、IPv6に対応していないサイト(私の場合はFPSのオンラインゲームなど)でも高速で快適なデータ通信ができるというわけです。
※ IPv4 over IPv6 についてもっと詳しくしりたい方はGoogleで検索するとわかりやすく説明してくれているサイトがいくつもあると思います。
なお、IPv4 over IPv6接続のためには、IPv4 over IPv6 に対応したルーターが必要になるため、それを準備する必要がありました。
■IPv4 over IPv6 接続 対応ルータ ― ASAHIネット公式HP(外部サイト)
ちなみに、私はNECの無線ルータ(PA-WG1200HS4)を買いました。どうせwifi接続のために無線ルーターが必要だったので追加の出費とはなりませんでした。ちなみに、Amazonで¥3,973(税込)。
そのため、ASAHIネット以外のプロバイダにおける接続環境の提供の有無等の状況は正直わかっておりません。
必要なルーターに関してもプロバイダによって異なってくると思いますので、それらの点についてはよくご確認ください。
回線速度(実測)
実際にどのくらいの速度が出ているの?と気になった方もいるかと思います。
というわけで実際に測ってみました。
■測定サイト:みんなのネット回線速度
https://minsoku.net/
我が家の回線での測定結果はこちら
※ちなみに1G光回線です。

ご覧のとおり普通に速いです。
IPv4の下りが113.27Mbpsですが、調子の良いときは600Mbpsくらい出ます。
※113.27Mbpsでも日常生活を送るうえでは十分すぎるほど速いです。
IPv6は下りで768.25Mbpsという数字を叩き出していますが、安定して速いですね。
また、オンラインのFPSゲームではPing値がすごく大事になってきますが、Pingも20ms切っているので個人的には満足です。
「Apex Legends」というPCゲーム上でのPing値も東京サーバーで20~25くらいなので、福岡にしては上出来だと思います。(15ms以下が理想)
YouTubeや動画配信サイトでの視聴も全く問題なしですし、「Apex Legends」をはじめとするオンラインゲームも全く問題なくプレイできています。
結局のところ全戸加入プランは使えるの?

個人的な感想になりますが、この点についても述べておこうと思います。
(個人的な感想)全戸加入プランはあり
デメリット的なやつや注意点も挙げましたが、私個人としてはフレッツ光全戸加入プランは全然ありです。
まあ、状況や環境にもよるとは思いますが、先ほど“回線速度(実測)”で述べたとおり、私が使っている全戸加入プランのフレッツ光に関して言うと、まったくもって問題なしです!
というか、ものすごく快適に使えてる!!てぇてぇ!!(←VTuber詳しくないけど酢酸かのんに影響受けてノリで使ってみた!笑)
そんな感じです。
関東に住んでいたときにNURO光(←高速通信ができると評判の高い光回線です)を使っていたのですが、それとほとんど遜色ないほどに快適です。
とはいえ、これはあくまでも私の場合。
理論値的には高速通信ができるはずなのですが、地域やプロバイダ次第ではそこまで快適とまでは至らないケースもあるようなので参考程度に捉えていただければと存じます。
まとまりのない文章ですが、この辺で終わりたいと思います。
長文になってしまい申し訳ありませんが、最後まで読んでいただき感謝します。
それではまた。