【屋久島 旅行】縄文杉トレッキング(登山)初心者が行く2泊3日の旅 ~準備編~
どうも、こんにちは。
飯塚市川津にあるテイクアウト専門「焼鳥げんき屋」のタイキです!
先日(2025年10月7日~9日)、縄文杉トレッキングをするために、2泊3日で屋久島に行ってきました。
というわけで、その記録がてらブログ記事にしましたので、ぜひ読んでいってもらえると嬉しいです。
さて、縄文杉トレッキングといえば、既にご存じの方もいるかと思いますが、なんと往復約22km、所要時間はというと一般的に10〜11時間程度要する過酷なトレッキングです。
そんなわけで、日没までに安全に下山するためには基本的に日の出とともに出発する必要があります。
そのため、前泊は必須、尚且つ、下山した後も時間的に島を出る便はないため、帰路はトレッキング翌日となり、結果として最低2泊3日が必要になります。
今回の私たち(私と友人1名)もその行程で、
- 初日に屋久島まで飛行機で移動
- 2日目に縄文杉トレッキング
- 3日目は島内を観光して帰路
という流れでした。
楽しい旅路だったため、かなり張り切って筆をとって(PCですけどねw)本記事を書き始めたところ、思いのほか長編になってしまいまして…。
出発前の準備について書いただけで4,000文字を超えてしまいましたぜ、旦那(笑)
これはさすがに長すぎるし、「準備のところなんて要らないぜー」って方も勿論いらっしゃると思いまして、「準備編」と「旅行記」という2記事に分けることにしました。
ちなみに、「旅行記」のほうは、15,000字もあります(長すぎ!笑)
私としましては、両方とも読んでもらえるのが一番嬉しいのですが、どちらか一方のみ読んでもらえるだけでも大変ありがたいことですので、気になったところだけでも目を通していただければと存じます。
そんなわけで、本記事は「準備編」となっております。
さて、今回の旅は2泊3日の行程であること、そして縄文杉トレッキングというビッグイベントがあることを踏まえると事前準備がとても重要です。
これを怠ると楽しいはずの旅を楽しめないどころか、悲惨な思い出ばかりになってしまう恐れがありますからね(笑)
とまあ別に脅すつもりはなくて、縄文杉トレッキングに行ってみたいなと少しでも思っている方の参考になればいいな、とそんな気持ちで記した次第ですので、気楽に読んでいただければと思います。
目次
屋久島への移動手段の確保(航空機の予約)
福岡から屋久島までの移動手段は基本的には2パターンあります。
ひとつは、飛行機。もう一つは、新幹線&高速船という方法です。
屋久島までは福岡空港から直通で飛行機が飛んでいますので、その便を予約すればOKです。簡単ですね。
新幹線&高速船の場合は、博多駅から鹿児島中央駅へ、そこからバスで鹿児島本港へ移動し、高速船で屋久島まで向かうことになります。
私たちは、前者の飛行機を利用しました。
飯塚市在中の方は、飛行機を利用するほうが楽だと思います。
その福岡⇔屋久島の飛行機ですが、小型のプロペラ機となるため、平日にもかかわらず行きも帰りも満席でした。
私たちは出発の半年前に予約しましたが、その段階でも席数は大分少なくなっていたので、早めに予約したほうがよいと思われます。
また、早期予約は費用も抑えられるため、その観点からも早めの予約が望ましいでしょう。
宿の予約
こちらも飛行機と同じく半年前に予約しました。
宿選びの基準は人それぞれでしょうが、私は「縄文杉トレッキングに適した宿」を優先して決めました。
縄文杉トレッキングは基本的に「荒川登山口」からスタートします。
そこへは直接車で行けないため、「荒川登山バス」に乗る必要があります。
早朝(夜明け前)のうちに宿を出て屋久杉自然館へ向かうため、屋久杉自然館に近い宿が便利です。
そのため、私は安房地域の宿を取りました。
また、縄文杉トレッキングではお弁当(二食分)が必要です。
宿でお弁当を受け取れると安心で、私たちが泊まったホテルも朝食をお弁当に振り替えてくれるプランがありました。
宿で直接作るわけではなく外注のようですが、それでも利便性を考えると利用価値は高いです。
素泊まりプランでも追加料金でお弁当を用意してくれる宿もあります。
私たちは一人2,200円を支払い、朝・昼の二食分を当日の朝に受け取りました。
まとめると、
- 屋久杉自然館に近い宿
- お弁当を用意してくれる宿
この2点を満たす宿が初めての方にはオススメです。
- 自分たちで直接弁当屋に注文して受取りに行く
- ガイドさんに準備してもらう
- 前日のうちにスーパー等で調達しておく(保存の問題あり)
レンタカーの予約
縄文杉トレッキングだけが目的であれば、レンタカーは必須ではありませんが、それでもあったほうが便利です。
屋久島は電車がなく、路線バスやタクシーも本数・台数が少ないためです。
(特に、流しのタクシーなんてまず無い)
また、宿から屋久杉自然館までの交通や、観光・悪天候時の代替行動を考えると、時間の自由がきくレンタカーが安心です。
一方で、どの交通手段を選ぶかは旅程次第なので、レンタカーを使わない場合は事前にバス・タクシーの運行状況を確認しておく必要があります。
なお、レンタカーは早めの予約が必須です。
実は昨年も屋久島旅行を計画していたのですが(このときは諸事情で今年に延期となりました)、その際は出発1か月前に予約しようとしてどこも満車で予約できませんでした。
その経験から、今回は出発の5か月前には確保しました。
空港駐車場の予約
私が住んでいる飯塚もそうですが、電車利用が楽ではない地域に住んでいる場合、自家用車で福岡空港まで行くケースが多いと思います。
そして、縄文杉トレッキングともなれば、荷物も多いため、公共交通での移動は現実的ではないでしょう。
福岡空港敷地内にも駐車場がありますが、二泊三日だと料金が高めです。
費用を抑えるなら、送迎付きの近隣駐車場も選択肢に入ります。
私たちも利用しましたが、特に不便は感じませんでした。
個人的に持って行って良かったもの3選(トレッキングの装備・携帯品)
縄文杉トレッキングは長時間の行程となるため、雨対策や携帯トイレをはじめ、装備・携帯品の準備が重要です。
普段登山をしない方は、必要なものが多く費用もかかるので、レンタルでの利用も検討の価値があります。
屋久島にはレンタルショップがいくつかあり、「屋久島 レンタル 登山」などで検索すると出てきます。
必要な装備一覧は専門サイトに譲り、ここでは私が「持って行ってよかった」と感じたものを3つ紹介します。
- 持ち運びしやすい行動食
- 登山用トレッキングポール(ストック)
- ヘッドライト
①持ち運びしやすい行動食
縄文杉トレッキングには、行動食(「携行食」や「携帯食」とも呼ばれます)としてお菓子やナッツ類を持って行きました。
もちろんお弁当も持って行くのですが、如何せん長丁場ですので、エネルギー切れを防ぐためにも弁当以外の栄養補給が重要になります。持ち運びやすい行動食があると、小休憩のときや歩きながらでもサクッと栄養補給ができます。
私は普段、間食をしない人間ですが、縄文杉トレッキングではちょっとしたお菓子やナッツ類をちょこちょこ食べました。その度に、元気が出てくると同時に、気分転換にもなってすごく助けられました。
また、行動食は、万が一の遭難時には非常食として命綱にもなりますので、その観点からも持って行くべきと考えます。
②登山用トレッキングポール(ストック)
トレッキングポール(ストック)ですが、実は、今回の旅で使用する予定のキャリーケース(機内持ち込みサイズ)に入りませんでした。
これだと荷物が増えてしまうことになるので、持って行くかどうか迷った挙句、結局持って行くことにしたのですが、これが正解でした。
トロッコ道を歩く(比較的平坦で楽)⇒登山(結構険しい)⇒縄文杉到着
<帰り>
下山(結構険しい)⇒トロッコ道を歩く(平坦だが疲れで足がガクガク)⇒ゴール
という行程になります。
トレッキングポール(ストック)は、
往路のトロッコ道では全く使わなかったのですが、コース後半から始まる登山がなかなか険しく、そこから大活躍しました。
縄文杉到着後の復路でも、下山時に活躍したのはもちろんのこと、トロッコ道でも疲れで足腰が弱っている復路においては、トレッキングポールが力強い味方でした。
これがなかったと思うとゾッとするくらいです。
③ヘッドライト
ヘッドライトは、万が一日暮れまでに帰れなかったときのためにと思っていったものですが、意外にも出発時に役に立ちました。
トレッキング当日、登山口に到着したのは5時40分。
時期にもよると思いますが、私が屋久島に行った10月上旬では、辺りはまだ真っ暗でした。
手持ちの懐中電灯でも問題はないのですが、ヘッドライトだと両手が自由になるため、携帯品の確認や準備が捗りました。
また、私はその時点では朝ご飯(お弁当)を食べていなかったのですが、登山口に到着してすぐ、出発時刻(夜明け)までの間に朝ご飯(弁当)を食べている方がかなりいらっしゃいました。その際にもヘッドライトのほうがかなり便利だと思いました。
さらに言うと、コースは思っている以上に危ない箇所があるので、夜が明けるまえに出発する際にはヘッドライトは必須だと思いますし、万が一日没までに戻れなかった場合の備えとしてもヘッドライトは重要なアイテムだと感じましたので、ここに記しておきます。
以上、私が持って行ってよかったものを3つ紹介してみましたが、ここに挙げた物はあくまでも、私が持って行くかどうか迷ったものの、結果的に持って行って良かった!と思った物です。
縄文杉トレッキングにあたっては必要な装備品・携行品は沢山あります。
ここに挙がっていないから持って行かなくてよい、というわけではありません。
くれぐれも誤解のないよう、装備品・携帯品はご自身でしっかりと調べて入念に準備したうえでトレッキングに挑戦してくださいね。
ガイドの予約
今回私たちは個人で登りましたが、初めての方や体力、その他諸々不安のある方はガイド付きツアーを検討するのもよいと思います。
屋久島には沢山のガイドさんがいらっしゃり、弁当手配や装備レンタル、場合によっては送迎までまとめてお願いできるプランもあります。
屋久島好きな友人から「ガイドさんには当たり外れがある」と聞いていましたが、実際に私が目にしたガイドさんは皆、優しくて頼りがいのある方々ばかりでした。
また、女性のガイドさんも多かったように感じました。
準備編まとめ
ここまでで、すでにかなりの長文となってしまいました。
「いつになったら出発すると?」
なんて声が聞こえてきそうです(汗)
本記事の続きにあたる、実際の屋久島2泊3日の旅行記については、別記事(「【旅行記】初めての屋久島!縄文杉トレッキング(登山)を満喫した2泊3日の旅」)にしております。
よかったら続きも読んでいただけますと幸いです。
というわけで今回の記事「屋久島旅行~準備編~」はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

